PJCトップ > あるある!!プロジェクトマネジメントのこんな失敗! > 第6回

「やり直し!? 立ち戻ってしまったプロジェクト」

この物語は、プロジェクトマネジメントの問題をいかに解決するかを描いたものです。地球開発というシステム開発会社で起こる、さまざまな問題を、主人公・岡島新が PJC を使って解決していきます。あなたも思わず「あるある」とうなずいてしまう問題が起こるかもしれません。

登場人物

▼武藤守(むとう まもる)
8 開発部部長。 PjC を導入に導いた人。実は社内で導入コストの面から反対を受けていたが、開発に携わる人間として、システムの必要性を説き、 PjC 導入へこぎつけた。人望厚く、部署の違い、新人・ベテランを問わず、彼を慕う人は多い。

▼岡島 新一(おかじま しんいち)
3 開発部の3 年目。若手ホープだが、マネージャー職はいまいち苦手。頑張ろうと意気込むが、空回りすることが多い。口癖は:「わかってるんですけど …… 」最近はPJCの使い方にもなれて、デキるPMへと変貌中。

▼堅山 剛(かたやま つよし)
6 根っからのプログラマーで、頑固な職人気質。設計から開発、保守点検まで、システム開発に関するエキスパート。現場主義で、営業とは犬猿の仲。口癖は:「だから営業は使えないんだ」

 

岡島:「っていうことがあったんですよー」
武藤:「そいつはやぶへびだったなぁ。はっはっは」

先日の株主総会の件で山田に仕事を手伝わされた岡島は、週末に久々に飲むことになった武藤に愚痴をこぼしているのでした。

武藤:「それにしても、人を手伝う余裕が出てきたってのはいいことだな。先週から新しいプロジェクトに入ってるだろう。そっちも期待してるぞ」
岡島:「前任者が退職したから、代わりにっていうだけですけどね。新しい人たちとやるのは新鮮ですけど、やっぱり大変ですね」
武藤:「何かあったのか?」
岡島:「実は、このプロジェクトに堅山さんっていう人がいるんですけど……」)
武藤:「仕事は出来るが扱いづらいという、あの堅山か……」
岡島:「はい。実は、僕がPMとして仕事に就いた時点で、堅山さんを中心に、プロジェクトが暴走してたんです」
武藤:「えぇぇ!? いったいなにがあったんだ?」
岡島:「実は、前任者がちゃんと機能していなかったみたいで、PJCも使われていなかったんですよ。堅山さんは独断でどんどん仕事をしちゃう感じで、作業手順も人と違うみたいで、作業効率が悪いみたいなんです。それで、今どうなってるんですかって確認取ってみたら、設計段階でしっかり承認が降りてないのに、開発がスタートしてたんですよ」

あるある!!

武藤:「それはすごいな……」)
岡島:「承認体制がしっかり浸透してなかったみたいで。しかも、堅山さん営業嫌いだから、営業から回ってきた資料とかあんまり見ないんですよ。で、情報共有をしっかりしないもんだから設計段階で足りないものがでて、やり直しになっちゃってるんです
武藤:「なるほどな。せめて、設計に不備がなければ結果良ければ全てよしとも言えるんだがな」
岡島:「それで、今日はPJCの説明やらプロジェクトの立て直しずくしだったんですけど、堅山さんが納得するまで時間がかかったわけでして……」

そういって岡島は、堅山とのやりとりを思い出していました

岡島:「……と言うわけで、このフレームワーク機能とワークフロー機能で、情報共有と承認体制をしっかりさせることが出来るというわけです。まずはこれに沿って動いていくことから始めていきましょう」
メンバー一同:「わかりました」
岡島:「ありがとうございます。よろしくお願いします!」
堅山:「ちょっと待ってください」
岡島:「は、はい……?」
堅山:「今開発が進んでいるものはやり直しなんですか。せっかくここまで作ったのに!」
岡島:「そうです。今回開発が進んでいるものは、そもそも承認が降りていないばかりか、品質にも問題があります。」
堅山:「しかし……」
岡島:「納得がいかないことは分かりますが、やはり不完全なものはお客様にだせませんよ」
堅山:「それは同感ですが、そもそも営業の資料が使えないからダメなんですよ」
岡島:「(ほとんど見てないだけなんじゃ……)それを何とかするための機能もPJCには盛り込まれていますから、今後そういうことは無くなると思いますよ。それに、今回やり直しなのは単純なミスも目立っていることも大きな要因です」

あるある!!

堅山:「それも、少しずつ修正を加えれば大丈夫です。PJCで解決できるものでもないでしょう。今のままやればいいんです!」
岡島:「いいえ、それは非効率です。PJCにはチェックリスト機能と言って、品質を保持するための機能があります。それを使えば、効率的にミスをなくすことができます。そもそも、今回どんどん開発が進んでやり直しになってしまうのは、承認体制がしっかりしていないことと、それに基づいた作業手順が統一されていなかったことが問題なんです。PJCはあらゆる情報共有が出来ることはもちろん、システム上でそれらの手続きが全て可能なんですよ。これまでは何となくで進んでいたのかもしれませんが、それでは今回のような問題が起きるんです。それを何とかするためには、絶対にPJCは必要です!」

話すうちに力がこもっていった岡島に気圧されたのか、ついに堅山もしぶしぶ首を縦に振ったのでした。

武藤:「お前がそこまでPJCを熱く語れるようになっているとは、成長したなぁ」
岡島:「部長のせいですよー。最近はPJCの鬼とか言われるんですから」
武藤:「はっはっは。でも今回のように、全社的に導入と言ったところで、現場ではなかなか理解されないことも往々にあるからな。今後もその調子で頼むよ。明日は休みだし、ゆっくり休めるだろう」
岡島:「それが……。堅山さん、そもそもシステムの話とか大好きな人だから、少し教えたらPJC大好きになっちゃったんですよ。明日は休み返上でPJCの講義をすることになってて……」
武藤:「が、頑張れよ。PJCの鬼……」

今回の失敗

承認がうまくいかなくてコストがかかる!

承認待ちで止まっていたはずの仕事に関する報告書が上がってきて、結局やり直しになってしまって二度手間に……。そんな今回の例に限らず、そもそも誰に承認を通せばいいのか。何処まで通せばいいのか。今承認にかかっているものはどうなっているのか。PJCのワークフロー機能は、承認にかかる一切のコストをカット。プロジェクトの立ち戻りを防ぎ、着実な進行をサポートします。ITによる組織内部統制を重要とする日本版「SOX法(2008年より施行)」にはうってつけです。

機能詳細

成果物の品質に問題がある!

システム開発、企画提案、保守案件。どんな仕事でも、大なり小なりの成果物が必要になります。ですが、人が作る以上、どこかに失敗がある可能性は否めません。その危険性を回避できるのが、PJCのチェックリスト機能。この機能を使えば、モノを作る上で気をつけなければならないことを教えてくれるので、確実な仕事が可能になります。また、これを応用すれば、例え新人であっても、質の高いドキュメントなどの成果物を製作することが可能になります。

機能詳細